WebSocketでのメッセージのテーブル間順序の変更について

原文:Change in Inter-Table Ordering of Messages on WebSocket

2020年4月21日(火)日本時間10:00、BitMEXは内部フィードインフラの新バージョンへの移行を開始し、特に75、90、95パーセンタイルで大幅に改善されたレイテンシーを提供します。

これは4度目のメジャーバージョンとなりますが、これまでのメジャーアップグレードはすべてバージョン間の互換性を維持しており、ユーザー側の変更は必要ありません。

BitMEXでは、単一のWebSocket接続を介して複数のテーブルを購読することができます。単一のテーブル内のメッセージは、取引エンジンとAPIによって生成された予測可能な順序に従いますが、BitMEXはテーブル間のメッセージの順序を保証したことはありませんでした。例えば、その時点で利用可能な流動性に対して取引を実行する場合、取引、インストゥルメント、ポジション、約定、証拠金のいずれが最初に受信されるかは保証されていません。

しかし、2019年8月1日から2019年8月8日にかけて段階的に導入され、現在使用されているバージョンである第3回目の大幅な改定によって、テーブル間の順序付けは比較的予測可能になりました。これはそれ以前のバージョンでは困難でした。予測可能な注文に頼るようになったユーザー様もいることは承知しています。当社は、この順序を保証したことはなく、またそれに頼るようにユーザー様にお伝えせず、その代わりプログラムはイベントベースで構築され、また受信したときに利用可能なすべてのデータを使用するように構築されるべきであると提案していました。

4月21日に開始される新たなバージョンからは、特定のテーブル間順序に頼ることができなくなります。その結果、ロングテールのレイテンシが大幅に改善されています。

3月24日にはすでにBitMEXテストネットは次世代インフラへの移行が完了しています。既存のプログラムをテストしたい方は、ぜひテストネットに接続してみてください。